【開催のお知らせ】nl/minato_対話カフェ 「わたし」らしく生きること~ジェンダー・セクシュアリティをめぐって

 

「わたし」らしく生きるって、どういうこと?

ジェンダーやセクシュアリティは、「わたし」らしさをつくる、大切な要素。そのありようは、ひとつではない。その場によってもかわるし、人との関係によっても、かわり、ゆらぐかもしれない。

日常生活の経験からジェンダーやセクシュアリティについて語り合うことを通して、多様な私が「わたし」らしく生きる道のありようについて、考えてみませんか。

特定非営利活動法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所は、SHIBAURA HOUSE 2017年度フレンドシップ・プログラムの一環として、nl/minato_対話カフェを開催します。nl/minatoは、東京都港区を舞台に、市民参加型の学びの場をつくるプロジェクトです。

nl/minato_対話カフェでは、ジェンダーやセクシュアリティについて日常生活の経験に即して問い、話し、考えることを通じ、多様な人々が、多様な仕方で「わたし」らしく生きる道のありようを探ります。前半は、教育や労働、日常生活の場で、ジェンダーやセクシュアリティの多様性と取り組むゲストのお話を伺います。後半は、その場に集まった人たちが、進行役のもと、〈話す-聴く〉を丁寧に積み重ねてじっくり考える対話の場を持ちます。

開催概要
日時:2017年8月20日(日)、9月16日(土) 15:00-17:00(開場14:45)
会場:ご近所ラボ新橋
(東京都港区新橋6丁目4番2号 きらきらプラザ新橋 1F)
定員:15名(要事前申し込み)
参加費:各回500円(介助者2名まで無料)

主催:特定非営利活動法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所
協力:超☆多YOU SAY会議、ご近所ラボ新橋、芝の家
*本プログラムは、SHIBAURA HOUSE 2017年度フレンドシップ・プログラムの一環として開催します。 

プログラム
第1回「カミングアウトした/された先に何がある?」 8月20日(日)
ゲスト:佐藤郁夫(特定非営利活動法人ぷれいす東京)
ゲイ、HIV陽性をカミングアウトしている佐藤さん自身の経験をもとに、自分にとって大切な話を誰かにしたとき、話す人、話される人の両方がその後の関係性をどう作っていけるのかについてお話しいただき、参加者全員で対話を行います。

第2回「安全に話す/聴くことの出来る場とは」 9月16日(土)
ゲスト:加藤悠二(特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ)
ジェンダーやセクシュアリティについて「ふわっ」と話す「ふわカフェ」運営の経験をもとに、安心して話し、聴くことのできる場づくりについてお話しいただき、加藤さんの進行で「ふわカフェ」を行います。

ゲストプロフィール
佐藤郁夫 (特定非営利活動法人ぷれいす東京)
1959年3月東京都生まれ。中学の頃に男性に惹かれることに気づく。30代でやっとゲイであることを受け入れる。38歳で結核発症、入院先でHIV陽性を知る。2002年から服薬。2003年からぷれいす東京で電話相談員、その後ピアグループのファシリテーター、陽性者スピーカーをする。2010年ETV特集「HIVと生きる」に出演。2012年12月からNHKのサイトでHIV陽性者として執筆(2016年3月閉鎖)。2013年に10年連れ添ったパートナーとNLGR+にて結婚式をした。ブログ「ぷらっと行く。」を開設。毎日新聞動画ニュースに出演。[毎日新聞 佐藤郁夫]で検索。

加藤悠二 (特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ)
国際基督教大学ジェンダー研究センター(CGS) 嘱託職員を経て、2017年4月より現職。CGSでは、ジェンダーやセクシュアリティについて「ふわっ」とおしゃべりする「ふわカフェ」の進行役、世話人のとりまとめ役を務めた。現在は、企業・団体向けのLGBT研修、コンサルティング等を通じ、LGBT等の性的マイノリティが働きやすい職場づくりの支援に携わる。

タイムスケジュール
・趣旨説明 5分
・ゲストによるトーク 45分
・質疑応答 10分
・参加者による対話 55分
・次回の案内など 5分   *スケジュールは変更の場合があります

お申し込み方法
参加を希望される方は、E-mailにてお申し込みください。
件名を「nl/minato_対話カフェ申し込み」とし、①ご参加希望の回(第1回/第2回)②お名前(ニックネーム可) ③ご職業、ご所属等 ④ご連絡先(当日ご連絡可能な電話番号)をお知らせください。
*お預かりした個人情報は、本イベントの受付業務及び主催者からのご案内のみに使用し、厳重に管理します。
*参加にあたり、会場へのアクセスや言語、経済などの面でご不安やご要望がある方は、お気軽に事前にご相談ください。できるかぎり対応を検討いたします。

お問い合わせ・お申し込み先
特定非営利活動法人 多様性と境界に関する対話と表現の研究所
E-mail info@diver-sion.org
℡  03-3453-0474 (芝の家)
Web  http://diver-sion.org/

特定非営利活動法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所
平成26年6月設立。社会にある「多様性」、人々のあいだにある「境界」に注目しながら、多様な人が共にある場の「対話」と「表現」を捉え、明らかにすることを試みる事業を展開する研究所。

超☆多YOU SAY会議
港区と慶応義塾大学との連携による「ご近所イノベータ養成講座」受講生の取り組みから生まれたグループ。「多様な人たちがいるのが当たり前の地域社会。でも分かりあえないのは知らないから?出会えないから?」という問いのもと、日常生活の様々な事柄をテーマに「会議」を開催。

SHIBAURA HOUSEフレンドシップ・プログラム
オランダ大使館のサポートのもと、主催団体のSHIBAURA HOUSEと地域の様々な団体が協働しながら、市民参加型の学びの場を作るプログラム。

ウェブサイトを更新しました

2017年3月の「東京迂回路研究」事業終了から、はやくも4か月。
すっかり季節が移りましたが、みなさまお変わりありませんか。

事業の終了に伴い、「東京迂回路研究」ウェブサイトは、これまでの足跡を記したアーカイブサイトに変更しました。
今後は、「多様性と境界に関する対話と表現の研究所」ウェブサイトブログにて、ゆるやかに情報を更新していきます。

ブログはこちら→http://diver-sion.org/blog/
または、「多様性と境界に関する対話と表現の研究所」トップページの左上にある「ブログ」をクリックしてご覧ください。

特定非営利活動法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所は、おかげさまで6月に総会を終え、今年度もゆるやかに活動を継続することとなりました。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(長津結一郎)

【週報】4月、「東京迂回路研究」3年間を終えて

4月になりました!
新しい環境で、新しい生活を始める人も多い季節。
私たちにとっても、大きな変化がありました。

2014年に開始したプロジェクト「東京迂回路研究」が、2017年3月をもって、終了いたしました。

「東京迂回路研究」3年目。
これは同時に、「東京迂回路研究」という3年にわたる事業の最終年でもあり、昨年度は常にこのことをどこかで意識しながら活動してきた1年間でした。

この3年間で取り組んできた、東京の「迂回路」を「さぐり」、「つなぎ」、「つくる」ということ。

抽象的なテーマを、どれだけ具体的なプログラムに落とし込み、
言葉にし、伝え、共有し、ともに問い、話し、考えていくことができるか。

「わかりにくい」と言われてしまう場面も多々ありましたが、それでも「なんだかおもしろそう」「自分にも必要だから」と活動に賛同し、協力してくださったみなさまがいたからこそ、3年間の事業はあったのだと思います。

「迂回路」をめぐる旅のような日々、その試行錯誤のなかで、見、聞き、感じ、体験し、出会ってきたこと、もの。
それらに学びながら、歩んでくることができました。

依頼を快く受けてくださったゲストの方々、事業実施協力者の方々。
厳しくも温かい視線を注いでくださった共催団体の方々。
イラストやデザインで多大なる協力をしてくださった方々。
そして、私たちが開催するイベントに足を運んでくださった方々。
そうした方々と交わした言葉に学びながら、歩んできました。
ここでそれぞれのお名前をあげることはできませんが、みなさまに改め
て感謝を申しあげます。
ほんとうにありがとうございました。

私たちはこれまで、あらゆる現場で息づいているであろう思考と創
造性、その豊かな営みを丁寧に見ていくことで、生き抜くためのヒン
トを得ること、それを関心のある人々に伝えていくこと、そしてまた
共に考えることを目指してきました。

今後も、かたちは変わるかもしれませんが、こうしたことを続けていきたいと強く思っています。

もちろんNPOは続きますが、2017年3月をもって、事務局は解散となります。

またどこかでお会いできたら嬉しいです。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。

(井尻貴子)

【週報】地域の物語2017 『生と性をめぐるささやかな冒険』演劇発表会を観て

花が咲き、いよいよ春めいてきましたね。
事務局では、「JOURNAL東京迂回路研究」の発送作業にいそしんでいます。

先日、世田谷パブリックシアターに、演劇を観に行きました。
タイトルは、「地域の物語2017 『生と性をめぐるささやかな冒険』<女性編><男性編>発表会」

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「地域の物語」は、世田谷パブリックシアターが、参加者を公募して行っているワークショップ。「その年ごとにテーマによって集まった一般の方々が、ワークショップのプロセスを通じて発見したこと、伝えたいと思ったことを発表作品へととりまとめていくプロジェクトです」(パンフレットより)。

今回のテーマは「生と性」。
パンフレットには、こう書かれていました。

「男性」であることや「女性」であることは、
そのうちに、その中に、さまざまな多様性があり、
グラデーションとなっている。
そういうふうにして、私たちは「性」を生きているんじゃないか。

舞台は、それぞれの参加者の体験をもとにした短いシーンがいくつも連なって、一つの作品になっていました。年齢も経験も様々な人たちによって演じられるシーンを観ていると、自分自身の経験が呼び起こされたり、母や祖母の顔が浮かんできたりして、ぐっと自分をえぐられるような気持ちにもなりました。

なかでも印象に残ったのが、〈女性編〉の、「女になることについて」というシーンです。
車椅子に乗って登場した女性が、「女でいるだけでは、女になれない気がしている」と語りました。「女というより、障害者として見られてきたと思う。家事や、化粧など、何かをしなければ、女に見られないのではないかと思ってしまう。」
「障害」というラベルを張られてしまったがゆえに、「女になること」、「自分になること」を阻まれてしまう人。私自身も「障害/健常」のラベルを誰かに張ってしまっていることに気づかされつつ、「女になること」とは何だろう、と考えさせられるシーンでもありました。

自分自身のことを表現する出演者たちの表情が、とても生き生きとし、自信にあふれていて、素晴らしい舞台だと思いました。舞台を通じて、自分が当たり前だと思っていたことを揺さぶられたり、気づいていなかったけれど感じていたことが湧き上がってきたりする時間でした。

(三宅博子)

【週報】JOURNAL 東京迂回路研究 3、発行しました!

先日、ついに「JOURNAL 東京迂回路研究 3」が、完成しました!

「東京迂回路研究」のジャーナル、3号目。
前号より、すこしボリュームアップしての発行となりました。

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昨年末からの執筆、編集作業。
今年は、ジャーナル発行記念イベントも予定していたため、
果たしてイベントに間に合うだろうか・・・と不安になったときもありましたが、
なんとか1冊のかたちにまとめることができました。

今号は、これまで同様、研究所員だけでなく、この1年間の活動に参加してくださった皆様からも寄稿いただいています。
これは、「東京迂回路研究」というプロジェクトにおいては、とても重要なことだと考えています。

私たちが目指してきたのは、多様な人、それぞれが、それぞれのままに、互いを活かしあって創造していく社会。

いろいろな人の実践や経験や視点が、また別の人々にヒントを与え、新たな道が生まれていく社会。

ささやかながら誌面でも、そうした状況をつくれればと考えています。
ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

「JOURNAL 東京迂回路研究 3」、ぜひ多くの方に、ご覧いただきたい、手にとっていただきたいです。
そしてお時間ありましたら、ぜひ感想をお聞かせください。
それがまた、私たちにとって、新たな道への道標になると思っています。

*「JOURNAL 東京迂回路研究 3」は、下記のウェブページより全編ダウンロードしていただけます。
また、送料をご負担いただくかたちになりますが、ご希望の方には配布しています(配布受付は2017年3月31日まで)。
よろしければ、下記ページの「お申し込みフォーム」よりお申し込みください。
お待ちしています。
http://www.diver-sion.org/tokyo/program/journal3/

(井尻貴子)