東京迂回路研究では、「もやもやフィールドワーク 調査編」の一環として、7月29日〜8月1日の行程で北海道に滞在しました。
精神保健福祉に関して日本国内ではもっとも先進的な活動をされている活動の、年に一度の報告会を見させていただくのがメインの目的でした。また、まちの外にいて聞こえてくる情報と、まちの中での捉えられ方のちがいについても体感したいと思い、浦河町の地元の方にさまざまな場所を案内いただきました。そのほか、以前より気になっていた、高齢者だけで映画製作を行っている稀有な団体へのヒアリング調査も行いました。
気候にも助けられ、それぞれの場所で行われている活動をじっくりと体感した4日間となりました。
写真で簡単にその報告を。
1日目は、北海道浦河町へ。まずは地域おこし協力隊の方にご紹介いただき、「ピスカリ 浦河乗馬療育コミュニティ」へ。
その後市街地に戻り、社会福祉法人浦河べてるの家が運営している「カフェぶらぶら」をのぞかせてもらったり、
途中「Aiba」というショッピングモールの一角で、競馬を見ながらビアガーデン、というまちおこしのイベントがが開催されているのを眺めたりしました。
浦河というまちが、馬と漁港のまちなのだなあということを1日で体感。
2日目・3日目は、浦河総合文化会館で開催されていた「第10回当事者研究全国交流大会」「第23回べてるまつりin浦河」に参加し、途中時間を見てべてるの家の施設見学も行いました。べてるまつりの後夜祭では、私たちの活動をすでにご存知の方もいてくださり、非常に心強い思いをしました。
4日目は一路、北海道むかわ町穂別地区へ。高齢者の映画製作団体「田んぼdeミュージカル実行委員会」のみなさまへのインタビューをさせていただきました。代表(93歳!)の方をはじめ、新聞記事や前情報だけではつかみきれない思いをつかみとったような気がしています。
次回「もやもやフィールドワーク 報告と対話編」(9月17日(木)開催予定)では、この北海道の滞在をもとにした報告と対話を行う予定です。乞うご期待。
滞在中のコーディネートをしてくださった方々、見学に応じてくださったみなさまをはじめとして、お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。
(長津結一郎)