【週報】流れる水のようにー齋藤陽道さんとのやりとり

「流れる水のように、自由にレイアウトしてもらえたら」

「JOURNAL 東京迂回路研究 3」制作のためのやりとりのなかで、写真家・齋藤陽道さんから出てきた言葉です。

*「齋藤陽道 宝箱展 予告編 ワタリウム美術館」より

「東京迂回路研究」では、昨年から引き続き、年度末に発行するジャーナルの制作を続けています。
今号も、巻頭グラビアを齋藤さんに担当いただけることになり、先日、その作品データが届きました。
1号、2号とはまた異なる、けれども齋藤さんらしい、「光」を感じさせる作品。
そして、冒頭の、齋藤さんの言葉。

 

流れる水というのは、とても自然で力の抜けた状態でありながら、
もっとも力強さを感じさせるものでもあると思います。
相反する要素をもつもの。
それは実は、私たちの生活のなかにあふれています。
でも、そのことに気がつけなかったり、見えなかったりすることもあります。見ているようで見えていない光景。
齋藤さんの写真は、そんな光景をさっと切り取り、光のもとにそのもののありよう、その持つ力を露わにする、写真であるように感じます。

 

3号でも、そんな写真をご紹介できると思います。
どうぞお楽しみに!
*齋藤さんは、現在開催中の下記の展覧会に、出展されています。
お近くの方はぜひ足をお運びください!
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神奈川県民ホールギャラリー「5Rooms - 感覚を開く5つの個展 

会期: 2016年12月19日(月)~2017年01月21日(土)
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(井尻貴子)

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